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2015年11月

松来未祐さんのこと

父の誕生日10/27にみゆみゆさんは逝ってしまいました。

だから10・27は一生忘れようがありません。

みゆみゆさんのことは、とてもじゃないけれど信じられなくて、最初電話で知らされたときは

「そういうタチの悪いドッキリはよくないよ」と、怒りました。

この約一ヶ月でやっぱり嘘じゃなかったんだとわかって、自分の中で区切りをつけるためにブログを書きます。
こうして書くのも、Facebookとかでは楽しげなことばかりアップしているくせに不自然なんじゃないか、とか、有名人と仲良しだったアピールと思われたらやだし、とか色々考えましたが、
どう思われるかとかより、私が落ち着くために書きます。そして、焼き肉やさんで献杯です。
私なりのお葬式です。
この一ヶ月、今は亡き母が一週間危篤だったときの自分の状態を思い出しました。

あの時、父や兄が心労で食欲もなくて、悲しみにくれるっていう、ある意味健康的な状態だったのですが

私は誰にも辛い心情を誰にも告白せず、黙ってギュンギュン働いて、ほとんど眠らず、毎日母の入院先の大学病院のクソ不味いカツ丼をガツガツ食べてものすごく太りました。

否認。アドレナリンの過剰分泌。

カウンセラーとして、クライアントさんにいつも「一人で抱えず、助けを求めましょう」とか偉そうに語っているくせに、自分のこととなるとからきしだめでした。

こういう人が一番だめなんです。わかってます。
その証拠に、あとからずるずると色々な病気にかかりました。 
 
少しまえに、あのときの感じにちょっと似てない?と気がつきました。

そして、     ある方に告白して、軌道修正できました。
そういう信頼できる人が身近にいるのは、とてもありがたいです。
 
みゆみゆさんとは、以前出演させて頂いたテレビ埼玉の「玉ニュータウン」という番組で初めてお会いして、5年間TVやイベントのお仕事でご一緒して、焼き肉を食べたりお互いの猫を撫でに家に往き来して仲良くしてもらいました。
こういう業界って、誰が売れてるとか売れてないとかのそういう序列で周囲の扱いがまったく違ったりしますので、

この世界では私なんかは、机のほんのはしっこの、ちり紙ほどの存在だったと思う。

そのちり紙なりに業界を眺めていたときに思ったのですが、

小者の大したことない奴ほど序列の上の方の人にへいこらして、下の者には尊大。

大物ほど、誰にでも丁寧だし、分け隔てがない。

まさに、みゆみゆさんってそんな大物でした。身体はちっちゃかったけど。
 

もちろんお仕事中のみゆみゆさんはいつでもまじめで真剣で、たくさんの思い出はがあるんだけれども、

今私が思い出すのはお仕事を離れたときのみゆみゆさん。
どんなことかっていうと、
 

うちの猫が赤ちゃんだったころ、初めてうちに来てくれたとき、「うわー、実家っぽい!素敵!」(古い家なんですよ)と言ってくれたこと。
 

猫たちを脅かさないように、そう~っと、床をほふく前進して
「みゆみゆさん!ちゃんとお掃除してないからお洋服が汚れますよ!」と言っても、「だいじょうぶです」といって、小さいからだをますます小さくして振り向いた丸くてかわいいお顔。
 

それから、みゆみゆさんのお宅に伺うと真っ先にみゆみゆさんに「お願いします」とブラシを手渡されぽんさんとちーさんのブラッシング。
これがみゆみゆさんちの猫たちへのご挨拶がわりだったこと。
 
みゆみゆさんの33歳のバースデーイベント、みゆみおゆさん家で他の声優さんたちや梅先生とパーティのていで撮影でしたが、本当にパーティでしたね。ピザを、なんども暖めてくれてありがとうございました。
 
今はもう芸能界を引退した西舘さをりちゃんと3人で三茶の焼き肉にいったとき、近況報告や、引退してタイで子育て頑張ってるぽんちゃんの話とか、恋バナとかしながら

3人で和牛セット6人前を食べて、食べ過ぎた!もう入らない!と思った矢先に「すいません、冷麺ください!」と言ったみゆみゆさん。

「さをりも!」と言う声を聞いたとき、こいつらの胃袋はいったいどうなっているんだろうと思ったし、

そのあと、さらにカフェに移動してまでアイスクリームの乗っかったパンケーキを食べた二人に散々私は「どんだけ食うんじゃ!お前ら人間じゃねぇ!」とか汚い言葉を言って、笑ったのでした。
 

その時店員さんに撮ってもらった写真、「とりお」っていうLINEのグループ作ったのに、写真だけ残ってて、みゆみゆさんのLINEが消えてて、とても悲しいです。

みゆみゆのまねっこをして買ったクマのスタンプ、悲しくて使えなくなってしまった。
たくさん、書ききれない思い出。
 


みゆみゆさんはほんとうにいい人だから、天使みたいな人だから、お友だちも大勢いて、ファンの方にもとても愛されていましたから、本当は天使で、天国に帰ったんだなーと思うことにします。


 
みゆみゆさん。

「ともぴーさん。」って呼んでくれた声が、いまでも耳に焼きついています。
あなたの声は非常に特徴的なので尚更です。

色々な話をしたこと、まだ続きもあったんだけど、次はみゆみゆさんが焼き肉をオゴってくれる番っていうことになってるから、

私がいつかそちらに行った時にお願いしますね。

それまで、こっちで頑張ってみます。
 
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