恋愛心理学☆女が不機嫌な訳は…
さて、今回は、愛をめぐる男と女の食い違いに付いて。
多くの女が一番がっかりするのは、「彼がただ自分とエッチがしたかっただけ」あるいは他の「合理的理由(経済的援助や世話をしてくれること)」という真実がわかったときだと思います。
愛されていたのは自分自身ではなくて身体あるいは労働力のほうだったということを悟ったとき、女は男に失望します。
いい男ならそんなことはないでしょうが、彼がまだ発展途上の場合、女に身体を許してもらったことで自分が受容されたとおもいこみます。また、女が大地とつながっていることを潜在的に感じ取っているので、宇宙を支配したかのような気分とまではいかないまでも、かなりの度合いで満足してしまいます。
しかし、女はセックスを通して心が結ばれたいと思っています。
だから心が結ばれていて、絆を感じないと満足できないのです。
ですから、自分が愛されているかどうかを、彼の言葉やしぐさやちょっとした行動の変化、それらすべてを総合して判断します。
そのするどい観察力と直観力で、男が自分を大事にしてくれているかを見抜きます。
でも、ほとんどの女は自分がそんなことをしていることすら気が付いていないので、この言いようの無いイライラを、どこにぶつけてよいやらわかりません。
たとえば彼と一緒にいるのになんでこんなに寂しいのか、もちろん理路整然と説明することもできません。
母親が何もできない赤ん坊の幸せを願い、世話をし、無償の応援をするのがそれです。
いい女だったら、好きな男が何を求めているのか、どうなりたいかを察知して盲目的ともいえる応援をします。
もともと応援癖があるのです。それが女の本質です。
興味深いのは、応援された男のほうはびっくりするような力を発揮する。ということ。
過去に、女の応援で自信をつけ成功した経験が必ずあるはずです。
彼女でなくても、同僚とか、幼馴染だとか、もっと遡ると母親だとかに、
「あんたはすごい、天才だ」とかいわれているはずなのです。
どうあれ、感謝なくして成功はありません。一瞬の成功があってもそれが持続しないのです。
さて、女がイライラしているとき、多くの男は「その態度は何か」と怒るか、
「触らぬ神にたたりなし」とばかりに無関心を決め込みます。
「わたしをもっと見てよ」としかいえないのです。
女は、男が自分の幸せに無関心だったことに失望するばかりか、
自分の男がそうやって面倒なことから逃げる卑怯者だった、ということにさらに失望し、
そんな男を受け入れ、身体を許してしまった自分に腹をたて、イライラはさらに拡大していきます。
もっと悪いのは、女がイライラしていることにすら気が付かない男。
解決そのものより、解決しようよ、という姿勢。それが大事なのだと思います。
女が満足するのは、けしてセックスのテクニックではありません。
彼女が幸せなのか、苦しんだりしていないかと興味をもってくれているということでこそ、女は安心し、さらに恋心が燃えるのです。
幸せエンドルフィンは、エンドレス。
でも、お互いの思いやりの上でしかなりたたないのよね。
では、またね!
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